2016年3月28日月曜日

ジリアン・マイケルズ続けてから20日間

こんにちは。

ジリアン・マイケルズで頑張って運動していますが、全然痩せません。なぜですか?食べすぎですか?言うほど食べてませんよ。これ以上食べる量を減らしたら、私はガンジーくらい痩せてしまうと思います。

私は世の中の糖質ダイエットには懐疑的なのです。
いや、糖質を食べなければ必然的に人は痩せると思います。でも、筋肉も減るのです。その結果が私です。私の贅肉は触るととても柔らかく、ぷよぷよしているのでずっと触っていたくなる肉質なのです。これは、私がかつて長いこと糖質ダイエットをやってきたツケだと思っています。

糖質ダイエットは簡単に痩せます。でも、筋肉も落ちていきます。これを繰り返した私は、すっかり筋肉が落ちてしまい、基礎代謝が落ちてしまったのです。それで、どんなにカロリーの少ない食事にしたとしても量を減らしても、ぜんぜん痩せなくなってしまったのです。

はー、恐ろしい。

それで、私は筋肉を再び取り戻そうと、ジムに通いました。
そしたら、ジムは入会して一年も経たないうちにM&Aにより閉館。
ジリアン・マイケルズに至る。

みたいな。

私はもともと質のいい筋肉が付きやすいそうで、頑張れば基礎代謝は今よりもっと上がりそうです。私の理想は、ご飯を山盛り食べても太らない体です。もちろん、運動は続けます。

今、私は納豆ご飯に凝っています。
納豆ダイエットってけっこう有名みたいです。

私は白いご飯が大好き。なんとなくですが、動物性脂肪と白いご飯を食べるとすごく太るというかむくむというか、良くない感じがするので、白いご飯を食べるときは植物性のたんぱく質と一緒に摂るようにしています。お味噌汁には岩のりをたっぷり入れます。

痩せません。
でも、太りません。

なるべく早い時間に炭水化物を摂り、夕飯には赤肉を摂るというのが私の理想なのですが、なかなか夜は理想通りいきません。外食が多い毎日なのと、仕事の時間が不規則だからです。

まぁあと私は食べる量が多いのかもしれません。
でも、誰かと一緒に外食をしていると、私と同じかもしくくはそれ以上食べているので、わかりません。彼女たちは満腹な上にデザートを食べるのです。すごいです。そして翌日には平気な顔して朝食を食べるんです。

ねぇ、普通の人たちってどれくらいの量を食べているのですか。
もしかして、私と同じ量くらいですか。それとも小鳥の食事くらいですか。

とりあえず、納豆ご飯も赤肉も、完璧にはこなせていませんが、続けたいと思います。

結果は今年の夏の健康診断でわかることでしょう!!

ああ、なんてつまらないことを書いているの私。
でもいいの。続けることが大切なんだから。

今、私の頭の中は食べ物とダイエットのことでいっぱいなのよ。

恋の季節だというのにね!

2016年3月9日水曜日

ジリアン・マイケルズを始めました

今日から痩せるDVDを始めました。

過去、Wiiを使って痩せようともしました。しかし、Wiiを立ち上げるといちいち体重を測定しろだの、お久しぶりですね、とか声かけられたりして鬱陶しくてついに大切なWiiも置物となりました。

スポーツウェアを着て、ヨガ用マットを敷いて、バレエシューズを履いて、万全の準備で臨んだ自宅フィットネス。もうね、万全すぎて自分が怖いくらいよ。


始めて数分。久しぶりの運動だったせいか、汗はダラダラ、視界はクラクラ。傍から見ている人がいたら、後ろ指をさしていたことでしょう。途中、酸素が足りなくなったのでしょうか。異様にあくびが出てきてやばかったです。

今回は、ジリアンを信頼し、できる限りついていこうと思っています。今年の夏にはビキニを着るんです!毎年この野望は打ち立てています。そして、もっと大きな体の外国の体のシルエットを見て、まだ大丈夫、と自分に言い聞かせているんですが、今年は私、自分に言い訳しません!

昨日のライブでも、曲の合間に何度も”痩せる宣言”をして自分を追い詰めました。

「見ていてください!次回皆さんにお会いするときは、ガリガリになっているかもっと大きな体になっているかのどちらかです。決して期待は裏切りません!」

こう言い放った私は、痩せるか引きこもりかのどちらかしか選択はなくなりました。いえ、もっと太るという逃げ道も用意していますが、それは最後の決断です。

ああ、せっかくブログを再開したというのに、この調子でいくとこのブログは単なる私のダイエット日記になってしまいます。

でも、だんだん引き締まった話とか、Facebookでするのもアレなんで、こちらで細々と綴っていこうかと思います。

このブログを読んでいる人は相当マニアな方だけでしょうし(笑)

なんの盛り上がりもないブログになってしまいました。

いやー、まじ、ジリアンにやられて体、だるいっす。

2016年3月5日土曜日

ブログ、これからぼちぼち続けます

お久しぶりです。パソコン環境を一新したのでブログもサクサクと更新できるようになりました!久しぶりすぎて、ブログのエッディット画面が前よりも進化しているような気がして時の流れの長さを感じます。

この投稿のひとつ前『さよなら2012年、こんにちは2013年。』というタイトルの投稿を読むと、私はこの頃も(それ以前も)ダイエットをしていたのですね。そして、ええ、レッグマジックサークルは購入しましたとも。さらに言えば、購入 → 放置 の流れまで経過しています。もちろん、今でもOn the dietです。

当時、私はウクレレで弾き語りすることに憧れていました。これは、音楽療法の際にポータブルな楽器が使えた方がいい、という思いがあったからなのですが、あれから3年。今ではピアノの弾き語りのお仕事をしています。そして、音楽療法ではアカペラとボディパーカッションでセッションをしています。ふふ、やりたいことが少しねじれました。でも、これはこれでハッピーです。

当時は母の逝去の経験から、ホスピス向けの音楽療法に興味が向いていたのです。

でも結局、私はホスピスとは違うところに縁があるようです。
今、私が音楽療法を行っている現場は、私にとって音楽の原点を思い知らされる大切な場所となっています。クライアントの皆さんはいつも同じというわけではないので、尚更です。

こうして音楽を続けていられることが幸せです。
いつも音楽の中に身を置いていられるなんて、私にとってはこの上ない幸せです。

幸せついでに言うと、美味しい食事ができるのもこの上ない幸せです。

でも痩せたい。痩せたい。ずっと前から痩せたい。。。

この3年間、ずっと変わらなかったものは、食べたいという強い欲求と痩せたいという中途半端な希望です。いろんなダイエットを試しました。しかし、結局、運動をしなくちゃいけないんだ!という原点に立ち返り、スポーツジムにも通いました。それはそれでけっこう飽きることなく通えていていい成果を生んでいたのですが、信じられないことにそのスポーツジムが2月末で閉館となったのです。

なんという運命のいたずら…。

そして、今、私は白湯と納豆のダイエットに凝り始めました。

納豆の方は既にフェイドアウトの予感がします。

今日あたり、痩せるDVDとかポチリしてしまいそうです。

久しぶりのブログであまりにもとりとめもないことを書いてしまいましたが、今後はもう少し私自身に踏み込んだ内容のものなども書いていければと思っております。

今後ともよろしくお願いいたします。

2012年12月25日火曜日

さよなら2012年、こんにちは2013年。

皆さん、こんなことってありますか。

最後に書かれたブログが今年の始まり。
そして、今年最後になるであろうブログが今年の終わりになろうとは。

最後のブログ内容に絡めて言えば、私は未だダイエットは続行中。しかし、不愉快なことを言い始めるWii君とは少し疎遠になっています。代わりに、今は大昔に買ったステップとダンベルが大活躍です。でも、1分くらいしかステップを踏まないので、なんの役にも立っていません。

そろそろ、レッグマジックサークルをポチッとしてしまいそうです。

ダイエットに始まった2012年は、今に至るまでにいろんなことがありました。ひとつひとつ挙げててみても、全てが意味のある、私の人生にとって影響のあるものばかりです。その中の一つ。

私、ウクレレ、始めました。

ピアノはピアノさえあればなんとでもなる楽器なのですが、持ち運びはたいへん難儀します。ウクレレはその点、ポータブルな楽器として音楽療法で重宝しそうです。私の生徒さんの薦めもあって、ウクレレの先生に自宅に来てもらってレッスンを受けています。

目標は一曲くらいは弾き語りができること。
だってライブ中、「では、わたくしから一曲、弾き語りを皆さんに聞いていただきます」と宣言し、ピアノを演奏するのだろうと思わせておいて、おもむろにウクレレが出てきたら、皆さん、すごく楽しいんじゃないかな、と思って。

ところが、この目標はうっすらとではありますが、3回目のレッスンであっさりとクリアされることとなります。

私 「先生、私、Moon Riverあたり、弾き語ってみたいです」

先生 「いいですね。やってみましょう」(先生はものすごく優しい)

キーはG。ピアノで演奏するなら簡単なコードばかりだ。しかし。
私の爪は、鬼太郎のお友達、猫娘ばりの爪の長さ。コードを抑えようにも弦が爪で滑ってまったく押さえることができない。以前、先生には(もちろん)「その爪ではちょっと…」と言われたのだが、私はその言葉にかぶせるようにして「なんとかします」と言い放ち、その場を収めた。

次のレッスンまでに、私は爪を短くはせず、爪の先をラウンドからスクエアに変えた。つまり、まんまるから平らな爪先にネイルを仕上げたのだ。

先生 「そういうアプローチをする生徒さんは今までいなかったです」

あはははー!!じゃあ、私がこれでうまくいったら、爪の長い生徒さんに爪先を四角く仕上げればいいって言えばいいですよ!

Moon Riverはギターやウクレレのような弦の響きに良く合う曲だと思う。あの三拍子の素敵な曲を、弦をつま弾きながら歌ってみたい!

先生 「まず、G6を押さえましょう。この弦とこの弦…と…」

爪先をスクエアにしたことで、器用に私の長い爪が弦を捉えることに成功。しかし、問題は山積みだ。

先生 「E7を押さえましょう。この弦とこの弦…あ、指は薬指、中指…あ、おぬきさん、違います。その指はこっちに…あ…!」

悲しいかな。爪は幅がないので爪と弦が並行になってしまうとまったく弦を押さえることができない。当然か。気がつけば、私の手首が不思議な角度でネックを押さえている。まずい。これでは「いいかげんに爪を切ったらいいのでは」と指摘されてしまう。ダメ。そんな簡単なこと、私はしないの。自分へのハードルを上げてこその挑戦なのよ!

私はおもむろにピアノへ向かい。E7を押さえる。

私「つまり先生、ソの♯とミの音が響いていればいいのではないですか。E7っぽい成分さえあればE7の音になるのでは」

やってみる私。(ポロン…)

私 「イケる!!!」

先生 「おぬきさん、それだと一弦しか押さえないことなりまs…」

私 「イケるイケるーーー!!!」

先生 「…そうですね、イケますね…」(先生はとっても優しい)

こんな調子で爪のせいで押さえられないコードはどんどん簡略化し、主要成分だけを押さえていくと、あら不思議、簡単にMoon Riverが演奏出来ちゃった!!

私 「出来た!!!」

先生 「斬新なアイディアで、目から鱗が落ちました。おぬきさん、初心者向けに教則本が書けますよ(笑)」

どこまでも優しい先生だ。

調子に乗った私は、先生の前で、つっかえつっかえではあるものの、超簡略化コードのMoon Riverを弾き語りした。聞き終わった先生は、うつろな目で

先生 「ものすごーく裏寂しいMoon Riverの完成ですね…」

と呟いた。

確かに、国破れて山河あり、城春にして草青みたり…といった寂しさがある…。

2013年には、どこかでこの聞けば胸がツーンと痛くなるような切なさ満載のMoon Riverをどこかでお聞かせできるかもしれません。

その時は、ぜひ温かい目で見てあげて下さい。

来年も、人の優しさに支えられての日々が続きそうです。




2012年1月13日金曜日

2012年、ダイエット方法もリニューアル。

皆さん、2012年が明けました。おめでとうございました。

私は年中漫然とダイエットをしている。新橋のムサシヤで山盛りパスタを食べようが、駒場の千里眼で山盛りラーメンを食べようが、動けなくなるまで白飯をかっこもうが、私はいつでもダイエット中なのだ。

一日中食べ物のことばかり考えている私にとって、食べる量を減らしたり、味気ない食事を続けたりするのは命を削るに等しい。食べたい時に食べたいものを食べたいだけ食べるのは生きてこそ。私は体の欲求に対して忠実に食べ物を食べるようにしている。そして、たくさん食べた後は最低12時間は食事をしない。これが太らないコツなのだ。

でもね、年末に忘年会とか忘年会とか忘年会があって、いっぱい食べてしまったの。それなのに私ったら、聖なるクリスマスのせいなのか、ものすごく悪い人になって悪いことをしてやろうなんて思いついちゃって、ならばものすごく体に悪いものを食べてやろうと、背脂の浮くラーメンや脂ぎった肉の塊なんかを日々食べ続けた結果、少し、ふくよかになりました…。

そこで、一念発起!
2012年、私は痩せます宣言発令。
運動をします!そして太りにくい体を作り、今年も食べまくります!!

ネットでWiiのFit in Sixをポチッ。一年以上放置していたWiiをテレビに再接続。Wii Fitが私に話しかけてくる。

「nonサン、オ久シブリデスネ…。マズハ体重ヲ測リマショウ!」

…いやです。

ああ、いきなり挫折の私。私、自分の体重なんて知りたくない!!
こんなイヤな質問してくるポンコツ、もう一年くらい放置してやろうか。

ここで私の脳裏には今まで購入しては放置されていくダイエット器具の皆さん達が走馬灯のようにぐるぐる回り始めた。アブフレックスから始まり、アブスライダー、テンテン、ロデオボーイ、あと、スキーの板みたいなのをブルブル振るやつ…。皆さん、こんにちは、そして、ごきげんよう。

ダメだダメだ。今度こそ、ちゃんとやるんだ。

私はぶるぶると首を振り、Wii Fitの上に体を預けた。

以下、省略。

新しく届いたソフト、Wii Fit in Sixは12種類のジャンルと110種類のトレーニングが用意されている自宅用お手軽ソフト。面白いので手当たり次第に運動してみた。時間にしてみるとたぶん2時間弱はやっていたと思う。

翌日、目覚めた私は体の異変に気がついた。
体が鉛のように重い。そして痛い。

激しい筋肉痛で半ばロボットのような動きで部屋を徘徊。これは、まさに初めて富士山に登った翌日のような筋肉痛だ。あれはひどかった。イスに座っていると、じわじわと音を立てるように乳酸が筋肉の中で湧いてくるのだ。自宅でお気軽トレーニングをしたはずなのだが、なぜこんな筋肉痛に…?

己の運動不足を呪いながら、私はその日のライブに向かったのだった。

もちろん、その日のパフォーマンスがどこかぎこちない動きだったことは否めない。

今年もどうぞよろしくお願い致します。





2011年12月5日月曜日

洒落た紳士の言い逃れ

仲良しのライブハウスのママが、たいへん妄想上手で羨ましい。

ある日、いつもより幸せそうな彼女にその理由を尋ねると、素敵な男性が自分のためにコーヒーを入れてくれていることを妄想したら、とっても幸せになれた、おぬきさんも妄想を始めたいい、と言われた。

私は妄想を始めるとどうしてもネガティブな妄想になってしまうのだ。私の山仲間の先輩もそうだった。ある日の登山帰り、ふもとの駐車場からバスが出発するとき、隣に座る先輩がいきなりブルブルと激しく首を振った。どうしたんですか?と尋ねると

「さっき、駐車場の仮設トイレに入ったんだよ。山のトイレは汚いのが当たり前だろ?それを考えてたら、妄想が進んで、便器の中から***がヒルみたいにバババーッと俺に襲いかかる…と想像してしまったんだよ。いやー、震えるよなー」

そりゃあ、震えますね、と同意をしたのだが、私も同じく、妄想がネガティブになりがちだ。

私の恐怖の妄想は、ライブのステージ上で**が***して、*****することなのだが、ネガティブレベル9くらいの強烈なものなので、ここには記さないでおく。

先日、ネガティブレベル1の妄想が現実となった。
それは、男性しかいない会場でドレスのファスナーが上がらなくなるという妄想だ。

まさかの瞬間だった。

いつもなら上がるはずのファスナーが上がらない。
息を吐いて、お腹を引っ込めて、再度チャレンジしても全然無理。

このお店は初老の紳士達が手抜きなしのホスピタリティで客をもてなしてくれる元赤坂の名店。辺鄙な場所でもへっちゃら、いつも満席のフレンチレストランだ。

ここのスタッフは、全員男性なのである。
そして、本日の共演者は男性ピアニスト。

困った…。

誰に助けを乞うか。
このうら若き乙女の玉のような肌を見せつけて、何も感じない男性はいないだろう。きっといないさ。いないはずに違いない。よしんば何も感じなかったにせよ、何か心に残るものはあるだろう…?いや、そういうことではない。今はこのピンチを乗り切らなくてはならない。ネガティブ妄想レベル1が現実になったのだ。さぁ、どうする!?自分!?

私はドレスのファスナーを中途半端に上げたままそっとホールを覗いた。

今日も満席の当店では皆さんとっても忙しそうだ。

そこにお店のマスターがやってきた。彼はこのお店のオーナーであり、年長者であり、筋がね入りの紳士である。

「マスター!ちょ、ちょっとお願いしたいことが…」

私は手招きをしてマスターを女性の個室へ呼んだ。
マスターは不思議そうに「何か不都合でも?」という表情だ。

私は思い切ってマスターに背中を向けて「ファ、ファスナーを上げて下さい!」とお願した。するとマスターはガッテンいったという顔をしながら

「俺はファスナーは上げるんじゃなくて下げるのが得意なんだよー」

と言って頑張ってくれたのだが、やはり無理。ピアニストを呼んでこようと、個室にピアニストが呼ばれた。彼は私のこの手の現場は2度目。前回の神の手によって救われた私のファスナー事件のときも現場にいた人なのだ。

「のり~!お前またかー!!」

と罵られ、彼もファスナーにチャンレンジ、しかし、その直後。

「指が痛い。俺、ピアニストだからダメ。お前はこのまま出ろ」

ガーン…。はい…、このまま出ます。皆さんには上手に背中を隠すことにします。いいえ、太ったんじゃないんです。お昼についうっかり食べすぎちゃったんです。我慢できなくてついかき揚げ天ぷらを3つも…。

「何やってんだよー…」

とピアニストもあきれ顔。すみません…。
でもでも!1ステージ終わったらファスナーは絶対上がるから!!1ステージ終わるごとにどんどん痩せるから見てて!!

と言い逃れをし。本番前、トイレに用を足しに行くたびに「痩せてきます」と宣言し、ステージが始まる前にも「痩せますから」を連発し、1stステージは終了。ファスナーはといえば、自力で余裕で上げられるほどいとも簡単に上がりました。1ステージでかき揚げ3つよ、さようなら。なんて燃費が悪いんでしょう。

その後、休憩のたびにマスターから「男はファスナーを上げるんじゃない。下げる方が専門なんだ」と教え込まれ、その日の名店の夜は更けていったのでありました。

おしまい。


2011年9月21日水曜日

小さめのドレス

悲しいことがありました。
いや、楽しいことがありました。
いや、人の優しさを知りました。

これは自慢ではありません。
断じて違うんです。
信じて下さい。

私、胸が大きくなりました。

幾種類も飲んでいるサプリメントのせいなのか、毎日欠かさずに行っているリンパマッサージのせいなのか、それとも果てしなく続く私の不埒な妄想のせいなのかはわかりません。

あ、太ったのではありません。
自信はないですけど、太ったのではありません。
とんかつ定食ご飯大盛りもちろんおかわり、とか普通にやってますけど、たぶん太ってないと思います。

先日の六本木のSTB139でのライブの時のこと。

リハーサルを終え、メンバーと一緒に楽屋で寛いでいました。

本番1時間前でしたが、出演者たちはぼちぼちと衣装に着替え始めていました。どれ、私もドレスに着替えようかな。なんと、今日は奮発してツーポーズ!最初は華やかにオレンジ色でいこうかな。

気楽にオレンジ色のドレスを手に取り、私は個室へ入り込んだ。

このドレス、久しぶりなんだよなー。
でも、最近痩せたからスッスッスーッと着れちゃうもんね。

などと思いつつ、ファスナーを上げる。…フ!!…あれ?…フ!!…あれ?…ホッ!!

フゴーーーーッ!!!

変な声を出しながら、私はファスナーという小賢しくも困難な敵に挑んでいた。
空調の風のない個室で私は俄かに汗だくになり始めた。

いけない。このままでは生地が張り付いて余計に着づらくなる。

私は個室を出て、みんなの待つ楽屋へ戻った。

STBの楽屋は何部屋もあって、だいたい女性演奏者と歌手の楽屋は毎回同じ。今回はクラリネットに女性のエキストラが入ったので、彼女も合わせて4人の女性が同じ楽屋を共有していた。

すみませーん、ファスナー上げてくださいーーー!!!

私が行くと、よし来たガッテン!と言わんばかりにフルートのTちゃんがファスナーに挑みかかる。私も必死に肺の空気を抜きつつ、ファスナーを上げようと頑張る。

しかし、スパンコールやビーズでなかなかつかみどころのない衣装。こっちを伸ばせばあっちが立たずでなかなかファスナーは上がらない。

Tちゃん「もう一人の手助けがいる!お願いします!」

Tちゃんがクラリネットの女の子に声をかける。「はい!」と彼女は元気よく返事をし、一緒にファスナー戦に参加。わいわいやっていると、隣の楽屋からドラムのMさんが勢い良く駆け寄ってきて、

Mさん「何なに何なに!?俺やる!俺やる!俺にやらせて!!」

となぜか喜んで参戦。しかし、この難しい戦いに参加したことにすぐさま後悔の声を出す。

Mさん「痛い…。指が…痛い…何これ…上がらない」

Tちゃん「待って、私がここを押さえるから」

クラ「…。」(必死)

全員「せーの!!」

私「…ハフ!!」

みんなで一丸となって戦っていると言うのに、一向に歯の立たない戦い。そのうち、指揮者のHさんが世にも珍しい光景と言わんばかりにカメラのシャッターを切り始めた。小さな楽屋はてんやわんやの大騒ぎだ。

くそぅ、もう諦めてもう一つのほうのドレスにするー!!

Tちゃん「いや…これは絶対に上がる!待って、もう少し…」

私「…クァッ!!」

やはり、歯が立たないのだ。
もうダメだ。みんなの心が折れかけた時。

隣の楽屋からメンバー一番の巨体 - "デラックス"という異名を持つ男 - ベースのDちゃんがさっそうと入って来るなり、私の胴体を両手でグッと押さえこんだ。

私「ぐは!」

その時、全員がファスナーに手を伸ばした。

「今だ!」

みんなの心が一つになり、なんと、ファスナーはいとも簡単に上へ上がってくれたのだった。

Dさん「な!?」

と、全員にどや顔を見せ、片手に煙草の箱を握りしめながら、入ってきた時と同じようにさっそうと部屋を出て行った。

大きな大きなDちゃんの背中を見て、ああ…あの人も一人で洋服を着る苦労を重ねてきたんだな、としみじみ思う。みんな、ありがとう。おかげさまで、素敵なドレスを"装着"することができました。

Tちゃん「おぬきさん…入りましたけど…ブレス、出来ますか…?」

私「…します。超人ハルクみたいにドレスが引き千切れても。」

と覚悟の顔の私。

本番直前、ステージに上がっていく共演者の人たちが口々に「Dスケにアバラ押さえられたんだって?」「Dスケがアバラ押さえたんだって?」と声をかけながら私を通り過ぎて行った。

くそぅ、絶対痩せてやるーーー!!!ガリガリ宣言、再び発令なのだ!!!

あ、太ったんじゃないんですよ。胸が大きくなったんです。
あ、自慢じゃないですよ?本当です。本当に胸がお…以下自粛。

がんがります。