2018年6月7日木曜日

野菜と私

お誕生日のプレゼントにミキサーを頂きました。

「これで野菜ジュースを飲んで本気で痩せてください!」というメッセージだと受け止めました。これまで、野菜ジュースと言えば市販の物かあるいはニュー新橋ビルのベジタリアンというオバタリアンがやっているジュースバーで強力な野菜ジュースを飲み干すかどちらかでした。出作りの野菜ジュース(スムージー)をこの手で作る日がやってくるとは…。

好奇心旺盛の新しいもの好きの私は、さっそく近所のスーパーで野菜ジュースになりそうなお野菜を買いに行きました。案外ジューシーで美味しいと信じているのは人参です。人参を買いました。あとは小松菜でしょうか。定番ですよね。しかし、今までジュースの材料などという視点で買い物をしていなかったせいか、今まで目につかなった野菜に気が付きました。『ケール』です。青汁とかによく入っている、あのケールです。ケールがスーパーで買えるなんて、どれだけ便利な世の中なのでしょうか。自宅に戻り、さっそくジュースを作りましたが、いろいろ欲張り過ぎてジュースというよりは赤ん坊の離乳食みたいにもっさりとした仕上がりとなり、コップだと無理だったのでお椀に入れてレンゲで食べました。

最近ではすっかり手慣れてきて、手作り野菜ジュースを飲むことが習慣となってきました。毎日、ケールや人参、小松菜、冷凍ベリーミックス、アボカド、パセリ、プチトマト、水、塩、オリーブオイル等を入れてミキサーにかけます。ギュイーン!モーターの音と共に、野菜が木っ端みじんに砕けて液状になっていきます。色は入れる野菜によって違いますが、だいたいゲ■かウン◆みたいな色なので、小さなお子様にとっては恐怖の飲み物以外なんでもないことでしょう。でも、私は大人なのでへっちゃらです。色より中身なのです。それは、ハンサムな見た目より心でしょう?というアレに似ています。ようは本質なのです。本質にしか興味がないんです。そういうことです。

野菜ジュースを飲み始めて気が付いたことがあります。

それは、なんか調子がいい、ということです。

そもそも、私はとても健康です。
頭痛持ちでもないし、だるいとか日中眠いとか、ポンポン痛い痛い系でもありません。いつもなぜか快調です。いろいろ事情があってスーパーボールのように弾けるように動き回るという肉体でもないですが、とても快調です。

でも、手作り野菜ジュースを飲むようになってから、不調があったわけではないので説明に困るのですが、なんか調子がいいんです。気分上々というかB'zのUltra Soulといか、むしろこれはドリカムの嬉しい楽しい大好き状態というか。

こうなってくると声の調子も異様に良くなってきます。小鳥のように歌う私を誰かつかまえてベイビー。

やはり、野菜も命あるもの。
そのエネルギーをたくさんいただくということが”なんか調子いい”に繋がっているのでしょうか。それとも、野菜には計り知れない酵素のチカラでもあるのでしょうか。いずれにせよ、野菜のチカラが私にすごいんです。言うなればこれは、

Vegetables raise me up

ということになりましょうか。You raise me upを唄う際には”You”の部分に”Vegetables”という気持ちをしっかり込めて歌いたいと思います。

追伸;

最近、会うたびに「痩せたね」と言ってくれる方々がいるのですが、その頻度で痩せているとなると、そろそろ私はガリガリになってるはずです。

2018年4月5日木曜日

春なのに

続いています。

ええ、前回の投稿を読んでくださった方なら「マジでか」と呟いていることでしょう。

そう、私のWiiエクササイズは4月になった今でもまだ続いています。加えるなら、近所に車で通えるジムを見つけたので、週一でそこへ通っています。そこは、体育大学が近いせいか、屈強な男たちがあちこちで唸り声を上げていいます。なんというか、その周辺だけ気温が高いというか嗅覚を刺激しない匂いがするというか。まるで野生の獣に入ってしまった都会人みたいに場違いな感覚を覚えるのです。私がジョグをしている横で、鬼のようなスピードで自分を追い込みながら走る男がいたりして、私の心は終始落ち着きません。

なので、ジムには週に一度しか行きません。

その代わり、ほぼ毎日、Wiiでボクササイズをしています。やはり、パンチを繰り出しながら汗をかくことは私の性に合っているようです。

目下の目標は「7月のビキニ」です。7月のビキニ、うん、語呂がいい。ビキニをニキビと読んではいけません。意味がわからない上、私の年齢ではそれは吹き出物と呼ぶやつだからです。

そういえば、先日ジムで運動を終えた後のロッカーでの出来事です。
ロッカーにこんな張り紙がしてありました。

”お願い!貴重品はレスラーの人に旗艦して下さい”

意味がわからず、目をこすりました。すると、正しくは

”お願い!貴重品はロッカーに入れて施錠して下さい”

と書かれていることがわかりました。どこをどう間違えたらロッカーをレスラーと間違えたのか、その後の文章についても勝手に脳内で補足されて中途半端に文章になってたりして、自分がどんなに運動で疲労していたのか痛感しました。

疲れていると(大人になると)、思い込みによる読み間違いがいっぱいあります。

ビキニはニキビではないし、ロッカーはレスラーではありません。

今後は読み間違えない程度の運動量で、しっかりとビキニを目指していこうと思います。

あまりに下らない内容となりましたが、今日はこのへんにしておこうと思います。あ、下らないと言えば、私の処女作『アムールの交差点』はお読みになりましたでしょうか。心底下らないが故に元気が出てくる笑える官能小説短編集です。ぜひ読んでみてください!

ではまた。

2018年2月2日金曜日

変わらないもの

ぼちぼちとしか更新をしていないこのブログですが、根強いファンに支えられていることがモチベーションとなり、年に数回更新しています。毎年言っていますが、今年こそもっと更新頻度を上げたいです。

ところで、私の体重がまたしても人生新レコードを更新しました。
思えば、これまでにも私はいろいろなダイエットに挑戦してきました。糖質ダイエット、スポーツジム通い、食べる順番ダイエット、ヨーグルトダイエット、白湯ダイエット、脳内ダイエット、ご飯食べる食べるダイエット…と枚挙にいとまがありません。ここに挙げていないものも含めたら数えるのが面倒になるくらいの種類のダイエットをやってきました。

その中でも、今でも続いているのが柔軟と食べる順番ダイエットと白湯。時々ヨーグルト。今は朝食を食べることで代謝を上げるということにもチャレンジしています。

まぁ、食べる回数が増えたことで、代謝は上がりましたが必然的に摂取カロリーも増えているので消費が追いつかない限り太るのです。ただ、不思議なことに会う人会う人に「痩せたでしょ!」と言われます。これは、私を丸にしようとする闇の組織の差し金なのか、それともかつての私がよほど太っていたのか…。

いずれにせよ、現在の私の体重は人生新の記録となり、私はかなり焦っているのです。

今思えば、全然効果はありませんでしたが、スポーツジム通いは私の性に合っていました。何しろ立地が最高でした。程よく離れていたので車で通えたのです。スポーツウェアを着たまま自宅から通えたのです。しかし、M&Aの合意に伴い、そのジムは惜しまれつつ閉館。私は今でもこれは私を丸にしようとする闇の組織の仕業だったと信じています。

ジムには通いたいけど、立地として好条件のところが見つからなく、かと言ってウォーキングやジョギングをするには天候に左右されて心が折れそうだし、食べることは減らしたくないし…と考えに考え抜いて、やはり自宅で運動することに決めました。

以前自宅の運動に燃えていた時に活躍していたWiiを久しぶりに引っ張り出しました!

Wiiのダイエットソフトは全部で4つも購入していました。そして、それらはホコリをかぶっていました。覚悟を決めて、ホコリを拭いました。久しぶりにWiiを起動し、まずはWii fit plusを起動しました。

「ア、nonサン、お久しぶりデス。1456日ぶりデスネ」

という画面が表示され、ついかカッとなってすぐにソフトを終了しました。そうでした。コイツはいちいち「ア、nonサン」とか小林製薬みたいな話し方で話しかけてくるのです。そして、長らく起動しなかったことを生ぬるく責めるのです。嫌な奴です。

続けて、Fitness Partyを起動しました。

「お久しぶりデス!またnonサンにお会いできてうれしいデス!」

そう。こっちは少し媚びてくるのです。でも、責められるよりもマシです。
私は、当時はまったく興味のなかったティラピスを選択しました。これを使っていた頃は、ヨガマットもなかったし体も死ぬほど硬かったのでストレッチ系の運動は避けていたのです。

「うん、上手に出来ていますよ!」

女性インストラクターが励ましてくれます。私もその気になって寝っ転がってインストラクターの指示通りに動きます。そのたびに褒められます。しかし。

消費カロリー:18kcl

ってどういうことよ!!これじゃアリンコが動いたくらいじゃないの!

そして、一つのエクササイズが終了するたびに、私によく似たアバターが世界を股に歩き出します。アテネなんかで止まると、中のヤツがアテネのうんちくを話し始めたりします。そうだった…、こいつはゲーム性が高くてちっとも効果が上がらないのだった。

私はソフトを取り出し、次にFit in Sixを起動させました。
これは6つの要素を以てして体を鍛え、110種類以上のエクササイズが搭載されているすごいヤツなのです。バリエーションが豊富なだけあって、メニューが複雑です。そして、外国のソフトだからなのか、エクササイズの名称が独特でどんな運動をさせられるのかまったくわかりません。『エナジーフロー』とか『ラテンラブ』とか『犬のように迅速に』とか、一体何をやらされるのでしょうか。試しにちょろく出来そうな『背中の柔軟』を選択してみました。

地味で辛いトレーニングが延々と続きます。
そうでした。これはけっこうユーザーを突き放した、過酷なトレーニングばかりが揃っているのでした。この中のエクササイズをいくつか組み合わせたらかなり痩せそうです。

でもね、まだ今の私には早いっていうか…。
ビリー・ブートとかハードなエクササイズは私にはなんか違うっていうか。

私はソフトを取り出し、次に『シェイプボクシング2』を起動させました。
ソフトは、昨日も頑張ってましたよね、くらいの何気なさでプログラムが始まります。エクササイズ選択画面に出てきたインストラクター…思い出した。金髪のボインのちゃんねートレーナー…あなた、私がカスタマイズしたアバターでしたね。

「さぁ、今日も頑張りましょう」

ちゃんねートレーナーが話しかけてくる。彼女には私が運動で稼いだコインで購入したスポーツウェアを着せている。ほぼ、水着みたいな露出度の高い水着を…。

そうだった。このトレーナーの胸が動くのを励みに頑張ってたんだっけ。

昔の女に会ったら男はこんな気持ちになるのだろうか。私はほんのりキュンとしながら、エクササイズを始めた。アッパー、フック、ストレート、相手をパンチを素早く避け、機敏に動く。間もなく全身が汗だくになる。

これこれ。

これが一番、私の性に合ってる。

久しぶりのWii。もう販売も終了してしまったWii。
今更なんだけど、久しぶりに起動してみて思った。アブトレーナーとかロデオボーイみたいに古ぼけないし、私はすっかり変わったけどデータは変わらず保存されているし、なんか新鮮。

いずれ、こうした自宅トレーニングもAI化され、かつては画期的だったWiiもファミコンみたいなレトロ機器となるのだろう。

長くなりました。ということで、2月1日からWiiでの自宅エクササイズを始めましたよ、という宣言をもって、このブログの落ちにしたいと思います。

さて、いつまで続くでしょうか。

2017年12月1日金曜日

私の中の不思議ちゃん

けっこう大人になってから、母によく「あなたは好きなように生きていていいわね」と言われていました。昭和の初めの頃に生まれた専業主婦で、姑との同居をしていた母からすれば、私は自由奔放に見えたのかもしれません。

確かに、私は自由に生きています。私から自由を奪うということは、池の鯉を陸に上げるようなものかもしれません。占い師によると私は「自由の塊」であり「時間の観念がない」のだそうです。スピリチュアルな方からすると「そのままあるようにいけばいい」と言われ、後ろにいるよ、という人からは「思うようにあれ」と言われたり。

先日、不思議なことがあったのです。

皆さんもこんなこと、あると思うのですが。
亡くなった人とお話したくなること、ありませんか?

私はよくあります。生前、それほど話すこともなかった母と急にお話がしたくなったり、いつも楽しい話を聞かせてくれたあの紳士とお話がしたくなったり、芯が強くて憧れてたあのご婦人と話したくなったり。それは他愛もないことばかり。

ある日「あの人が喜びそうなレストランを見つけてもいないから一緒に行かれない」とつくづく思うことがあり、話したいこともあるのに、聞きたいこともあるのに、とつい愚痴のようになり「もう!」と少しふてくされたことがあったのです。

その数十分後、知らない番号から着信が残っていました。留守電を聞いてみると、なんと私が朝、会いたいのに、話したいのに、と文句を言った方のご遺族の方からでした。その後、私はご遺族の方とやりとりをして、まるで本人と話をしているかのような感覚になりました。素敵なお話も聞けて、私はすっかり満足。

その方が、今はもうこの世にはいないのに、なんとか連絡を取ろうとしてくれたようで、嬉しかったです。そして、少し泣けました。

近々、ご遺族の方と会う約束をしたので、じっくりその方の思い出話も出来そうです。

思ったことが現実になるのは、私にとってよくあることです。
考えをまとめるよりも先に実現していたり、これはなんのハプニングかしらと思えば、願っていたことに繋がっていたり。
昔よりも、ずっと形になるのが早くなった気がします。
わからないこと、助言が欲しいことも、私は人ではなくあちらの世界にいる人たちに尋ねてみます。すると、実に素早く歴然とした回答がやってきます。もしかして、質問する必要もなくね?くらいの早さです。最近では、こちらが準備しようとした質問の体を成す前に回答が来ます。やや、かぶせ気味なやつです。

こんなことを言うと、私は不思議ちゃんに見えることでしょう。いや、私は不思議ちゃんではないのですけど、ひょっとしたら私の中にも不思議ちゃんがいるのかもしれません。

形のあるものより、形のない物の方が信じられることがあります。それは、たぶん皆さんも経験しているはずです。友情や愛情は形がないけれど、信じられるものの一つです。上手に言えないけど、心の中にある純粋で混じりけのない思いというものは、時を超えて場所を超えて、伝わるのだと思います。

まぁ、こういうことを私は自分のオリジナルソングで書いたのですけど、作詞のベースは般若心経だったりします。いつかまた、どこかで披露したいと思います。

とりとめもなくなってきたので、今日はこのへんで許してあげる。

2017年5月24日水曜日

メンクイと鎖骨を考察する

恋は私の鎖骨くらいどこにあるかわかりません。
探しても探しても、姿を現してはくれません。

ひょっとしたら、そもそも恋や鎖骨は存在しないんじゃないか。もしかして、恋も鎖骨も雑誌やテレビが作り上げた虚像なんじゃないか。あなたの恋も、私も鎖骨も、山崎まさよしのOne more time, One more chance状態なんじゃないのか。

そんな馬鹿げた気持ちが膨らんでは萎み、膨らんでは萎んでいます。

ことの発端は、私の友人になかなか恋人ができないとぼやいていたことから始まります。比較的出会いの多い職業である私は、恋の出会いも本気になればいくらでもありそうな気がします。でも、彼女のように毎日同じメンツ、同じ場所、同じ時間帯で生活していると、おのずと出会いは少なかろうと思うのです。

彼女は恋を、私は鎖骨を、自分の環境から見つけ出すのが難しくなっています。

ところで、ずいぶん前から私が唱え続けている『メンクイに幸なし』というマイ格言があります。私の経験則上、メンクイの女性は須らく幸福を取り逃しているように思えるのです。

恋は私の鎖骨くらい見つけるのが難しいとは言うものの、素敵な男性からお誘いがあっても、メンクイの人はそれを断ったりするのです。「顔が好みじゃない」という理由で!!喉から手が出るほど欲しいはずの恋のチャンスかもしれなくても!!これが鎖骨への誘いだったら私、迷わず飛び込んでいるところです。

信じられません。顔がなんぼのもんじゃい。

そういう人は、きっとお父様やお兄様などのご家族に顔の整った方がいたのだと思うのです。私がメンクイでない理由も、私が眼鏡男子が好きな理由も、父にあると思っています。

父は、幼い私の小さな社会の中で初めて認識した異性であり、唯一の異性でした。父は眼鏡をかけています。私にとっての異性は、最初から眼鏡とワンセットだったのです。つまり、私は心のどこかで眼鏡をかけていない男性を「何か足りない異性」と認識している恐れがあります。さらに言えば、私は小さなころ、父はハンサムでありカッコイイ人だと思っていました。これについては今もって謎ですが、恐らく環境に関しての自己肯定がひじょうに強い子供だったのだと思います。

そのおかげで、私は多少顔がアレでも、別にそのことがその人にとっての落ち度だとは思わないのです。というか、眼鏡の方が重要なんです。それも、近眼の眼鏡がいいんです。ケント・デリカットみたいなのは同じ眼鏡男子でもちょっと違うのです。むしろ、仲本工事みたいに眼鏡で目が小さくなってしまっている方が正しい眼鏡男子に思えてなりません。

メンクイに話を戻しましょう。

メンクイの人は、相手に整った顔立ちを要求しているので、必然的に出会いのハードルが高くなってしまいます。そのハードルを下げたら、もしかしたら出会いの数は飛躍的に多くなるかもしれないのです。

これが鎖骨なら、何かのハードルを下げたところでいっこうに手に入らないのですから、顔のスペックを下げるくらいやったっていいと思うのです。

メンクイに幸なし、と言いました。
彼女たちが理想通りの顔の男性と恋愛が成立するのはとても困難ではありますが、可能性はゼロではありません。そんな難しい状況からの恋愛ですから、手に入れた時は多少クズでもヒモでもそれを手放す気持ちにはなれないでしょう。私も、もしも立派な鎖骨を手に入れたら修行僧のように食事をしなくなるかもしれません。双方、それが幸福なのかどうかはさておき。

もしかしたら、メンクイという執着から解き放たれた時、本物の出会いがあるのかもしれません。私も、鎖骨に対する執着を捨てたら、こんなところに鎖骨があった!なんていう発見があるのかもしれません。

ちなみに、私の友人はメンクイではありませんが、大江千里さんじゃないとどうしてもダメみたいで、それはそれでピンポイントすぎて私の鎖骨どころの話ではありません。

以上で、私のメンクイと鎖骨の考察を終わりにしたいと思います。
ご精読、ありがとうございました。


2017年5月12日金曜日

ストレスについて

皆さんはストレスとどうお付き合いしていますか?

多くの人はストレスなしの生活など現実的なこととは思えないようです。ストレスのない私にだって、ストレスに感じることはあります。でも、たぶんそれはものの数分でなくなってしまいます。ストレスフリー。これはカロリーフリーくらい魅力的な言葉です。ストレスフリーの第一人者といえば、間違いなく私の父なのですが、ストレスフリーな人は周囲にストレスを与えるので注意が必要です。

江戸っ子は宵越しの金は持たないと言いますが、私は宵越しのストレスは持たない、というマインドで生きています。意識をしているわけではありませんが、私の場合、眠るとたいていのストレスは味が薄くなります。何日かかかることもあるけど、眠った数だけストレスはどんどん薄口になります。

いつまでも怒ってたり気にしていたりするのは執着です。執着をせずにいるのは難しい人もいるかもしれませんが、不幸なことに執着をしても自分の幸福はそこにはありません。

この執着の話なのですが、子供のころ、父が持っていた般若心経を読み解く本みたいなタイトルの本をこっそり拝借して読んで知りました。執着から解き放たれると、とっても自由になる、みたいなことが書いてあったと記憶しています。

子供のころに読んだその本の影響で、私は「執着を解き放とう!」というマインドが形成されました。そして、執着しないマインドの私は自由を手に入れ、周囲から「自由すぎるよ」と注意されるのであります。ハッ、私も父と同様に周囲にストレスを与えていたのでは…。今頃気が付くなんて…。

私の場合、毎日同じ職場に行くわけではありませんし、毎日同じ人間関係の中で濃密な一日を過ごすということもないので、そういった固定の場所や人に対するストレスがない、というのが宵越しのストレスを持たないことができている理由なのかもしれません。

ただ、私は、自分の生命力を脅かすようなストレスからは直ちに逃げるべきだと思うのです。逃げていいと思うのです。そこにいるのを止めていいと思うのです。自分を不幸にするものはあっさり手放すに限ります。でも、それができないこともあるでしょう。その時には、私がお話を聞いてあげましょう。私じゃ嫌ならお話しできるお友達に。話してしまうとモヤモヤが薄らぎます。ストレスの味が薄くなります。

例え話として、最近私が感じたストレスを書こうと思ったのですが、恐ろしいことに全然思い出せません。ストレスを忘れるというよりは、もっと大切なものまで忘れてしまっている父がよくやるアレに似ているような気がします…。

まぁ、とにかく私が強くストレスを感じた日は、必ず酔っぱらうことにしています。一人で酔っぱらうこともあるし、誰かと飲みに行くこともあるし。お酒でダメダメになった自分から復帰しようとするときの、あの吐き気と深酒への後悔が私の次の行動へのバネとなるのです。次の行動を起こしたら、その結果にしか興味がありません。だから、その時感じたストレスは過去のものとして清算されてしまっているのです。

あくまでも私の場合、ですけどね。

そういえば、ずっと昔に、仲の良かった女の子がフラれてしまったことがありました。「フラれちゃった」とぽろぽろ泣くその子に私は「じゃ、飲みに行くよ!」と誘いました。でも、その子は下戸でお酒が飲めないのです。それでも私は彼女を酒場に連れて行きました。当時はそんなにお金もなかったので、美味しい割には安いみたいな居酒屋だったと思います。そこで、彼女は美味しいおつまみとデザートを食べ、ジュースを飲み、私は勢いよくお酒を飲みました。飲めない彼女の代わりに私がたくさん飲むことにしたのです。そして私はものすごく酔っぱらって、帰りに気持ち悪くなって、電柱の脇の草むら辺りにゲーゲー吐きました。彼女は私の背中をさすりながら「大丈夫?」と心配な顔。そんな彼女の心配顔を見ていたら、この状況がとても滑稽なことのように思えて、二人で大笑いしたのを覚えています。その後、どうやって帰ったかは覚えてないのですが、翌日、二日酔いのさなか、彼女からメールがありました。

「なんか酔っぱらってボロボロになった おぬき を見てたら、フラれたことなんてどうでも良くなっちゃった!なんかあんがと!」

いろいろ複雑でしたが、彼女が元気になってくれて良かったです。あの頃の私は自虐で人を救えるか、がテーマだったのです。考えてみたら、私にはその都度いろいろなテーマがありました。今でもあります。今はダイエットです。「こんなに食べても痩せられたよ!」って言いたいんです。

頑張ります。

あ、これはストレスの話のはずだったのに。

2017年4月20日木曜日

恋愛事情

恋の季節です。

まぁ、これは主に北半球の人口にとっての現象であって、南半球はお別れの季節なのかもしれません。

爽やかな風が湿り気を帯び、前髪が上手にまとまらないこの季節。
誰かのためにきれいにしたくて、前髪を異常に気にしていたあの頃。
未熟で不器用だった私。

いつの間にか諸々達者になり、恋愛に悩むことがなくなりました。

悩みそうになればそれを上手に手放し、のめり込みそうになれば気持ちに折り合いをつけ、そんなことを繰り返していくうちに、私は恋愛マスターとして君臨し、日夜恋に悩む男女の吐息を聞いているわけで。

恋の歌を唄う者がこんなんでいいんでしょうか。

今日みたいな気持ちのいい風が吹いていると、私がまだ恋愛トレーニング中だった頃のことを思い出します。

片思いの思い出です。

私はその人に夢中でした。あの頃の私は、今よりもっと正直でまっすぐで、向こう見ずでおよそ優雅からはかけ離れた女の子でした。ちなみに、その頃の私の体重は38kg。Cカップ女子でした。

その頃の私は「しない後悔よりもする後悔」を全面的に押し出していました。今でもそのままなんですが、あまり長いことこの精神で生きているので、もはや後悔すらしない境地に至っています。

私はその人に「あなたが好きです!」と真っ直ぐに気持ちをぶつけます。するとその人は

「いやいやいやいや、勘弁してください」

というのです。以下、その方と繰り返した会話の一部です。

「あなたが好きです!」
「いやいやいやいや、勘弁してください」
「そこを何とか」
「いやいや、幸せになってください」

私はなんとか彼に振り向いてもらおうと、いろいろと画策しました。とにかく、一緒に過ごす時間を作り上げ、自分を知ってもらおうと一生懸命でした。今思えば、この時の経験から私の恋愛作戦技術が飛躍的に向上したように思います。

私はその人との飲み会を定期的に設定していました。二人だと断られてしまうので、必ず複数人で飲んでいました。そして、得意の話術で惹きつけ、うっかり終電を逃すという事態を上手に招くのです。

そして、上に書いたような会話が繰り返されるわけです。
フラれても撃沈しません。ほとぼりが冷めるのを見計らって、また飲み会にお誘いするのです。時には私は不参加のふりをして、現場に到着すると私がいるという奇襲攻撃に近いこともやっていたと思います。

私がその人に恋をしていることは、周囲では有名な話でした。

ある日のことです。その日の夜、私はその人との飲み会を控えていました。就業ベルが鳴るのを今か今かと待ち、気合い十分の空気感を放っていました。周囲の人たちはみんな私の恋を応援してくれていました。私は今日の気合いを職場の先輩たちに宣言しました。

「私、今日こそキメます!」

その声を聞いて、職場の先輩(男性)が素早く立ち上がります。

「おぬき、これを持ってけ!きっと役に立つ!」

先輩は一枚のコピー用紙を私に手渡しました。
私はそれを一読し、唇をかみしめ、力強く頷きました。

「ありがとうございます!頑張ります!!」

手渡されたコピー用紙は『都内ラブホマップ』のコピーだったのですが、マップには蛍光ペンで先輩一押しホテルに大きな丸が付いていました。先輩からの大きなエールを胸に、私はその紙を握りしめ、恋という戦に立ち向かいました。

いつものようにうまい具合に相手を会話で惹きつけ、まんまと終電を逃します。

「あああ、もう終電ない。また終電逃した」

というその人に私は言い放ちます。

「とにかくタクシーに乗りましょう!」

そして、あれよあれよという間に彼をタクシーに押し込み、私も隣に乗り込みます。飲み会に一緒に来ていたメンバーはタクシーの窓越しに旗を振って応援してくれています。

「どちらに行かれますか?」

そう聞くタクシーの運転手さんにすかさず都内ラブホマップを手渡し、

「運ちゃん、ここにお願いします!」

「お!?はい!わかりました!!」

私の勢いに、運ちゃんもすっかり私の味方です。
隣から、「ひ~…」という小さな悲鳴が聞こえてきます。しかし、もう遅いのです。恋という船は後戻りしないのです。

……結論から言うと、ここまでしてもまたフラれるわけですが、それからも私は全然気にせずほとぼりが冷めれば彼にアタックし続けていました。

やがて、彼がお見合いをして結婚が決まったという報告を受け、私の恋は見事玉砕するわけですが、その時の心境は完全にやり切った感があり、切ないというよりはむしろ清々しい気持ちでした。

この恋での私のテーマは『ここまでやってもダメなら仕方ない』でした。私は見事にそれを体感しました。やり切れば人は後悔などしない、という経験の元、私は今に至ります。だから私は未だにダイエットをしているのです。まだまだやり切っていません。

長くなりましたが、結局何が言いたかったかというと、数々の恋愛を経験し、今はガンジーみたいな境地にたどり着いたよ、ということです。

ということで、恋愛相談があればどうぞお気軽にワタクシまで。

2017年3月31日金曜日

お久しぶりです

最近、幼少時代がよく思い出されます。

恐らく、小さいころから興味があったことを改めて確認しているからだと思います。こうした自己分析はとても大切な作業だと思っています。

幼い頃、私はとても不思議な赤ん坊でした。これを言うと「オカルトだね」と言われるのですが、私の子供時代の記憶は2歳からあります。私はおむつは2歳の時に卒業したのですが、その前後のおトイレの練習やおむつが取れた日のことを覚えています。それより前の記憶も断片的ですが、覚えています。ベビーベッドに寝っ転がり、天井から下がるガラガラが回らなかったことを思う記憶があります。

もっと赤ん坊だった頃は、怖いという概念のない時期だったにもかかわらず、風でカーテンがふわーっと動く様にぎゃん泣きしていたそうです。

そんな私が一番最初に興味を持ったのがお絵かきでした。起き抜けに「えんぴちゅ」と母にねだって、描くものを与えられると「もうおしまい」と言われるまでひたすら描き続けていたそうです。

それと同時に、私の興味は音楽に向けられます。記録に残っているのが私2歳、姉6歳のころの歌。まだ声帯もちゃんとしてなくて赤ちゃんの声なのですが、姉に必死になってついていきながら歌っている私の録音があります。その頃の私の記憶は、早くスラスラと一曲完成した形で歌いたい、ということでした。もちろん、難しいことはわかってませんが、最初から最後までちゃんと通して歌える、ということにとっても憧れたのです。

その思いは今でも同じです。

素敵な曲に出会うと、その曲を最初から最後までちゃんと歌詞を記憶して歌いたいって思います。そうすることで、好きな時に好きなようにその歌を自分の中から引っ張り出して歌えるからです。ピアノもどこでも好きなように伴奏できるように演奏できたらいいなって思っていたら、少しずつ演奏できるようになってきたのです。

大好きな曲は、歌いながら永遠に終わりが来なければいい、と思います。ずーっとリピートして歌えたらいいのにと。ピアノを演奏していても、それが何時間でも疲れを感じません。何曲歌っても、疲れた~って感じないのです。今まで、一晩のステージで最高40曲近く歌ったことがありますが、その時も幸福感が勝っていて、疲労感を感じませんでした。翌日、妙に体が筋肉痛にはなっていましたけど。あれは、心地よい疲労感でした。

と、何やら自分語りをしてしまった久しぶりのブログ。

4月はパソコンの前に座ることが増えそうなので、ブログも少しは更新できるかな?


2016年11月16日水曜日

これは何。ダイエットブログなの。

私を丸にしようとする闇の組織に気が付き始めて何年が経ったでしょうか。

闇の組織はあの手この手で私を丸にしようとしますが、私はなんとかぎりぎりのところで抵抗してきました。そのおかげで私はまだ完全な丸にはなっていないのです。

最近、周囲から「少しお痩せになりましたか?」と言われることが増えてきました。

しかし、そういう言葉がちらほら上がると、俄然闇の組織が組織力を発揮し「痩せない方がいい」「痩せると老ける」と、方々で私が痩せることを全力で阻止する力が働くのです。

先日、郵便ポストに『医師による特定健康指導について』という封筒が入っていました。開封すると、痩せるために医師や栄養士がダイエットを指導するという案内でした。痩せたいという私の心の声に差し伸べる神のような手を私は握ろうとし、そして踏みとどまりました。なぜなら、過去の成功例を読んでみると一様に「カロリー摂取を制限して7kg痩せました!」とか「炭水化物と摂らないようにして、有酸素運動を毎日に取り入れ、痩せました!」というものばかりだったのです。

食べないで痩せるのは当たり前なのだよ、ちみ!!

これは、闇の組織による巧妙な誘導です。

なぜなら、食べないで痩せるのは、いつか必ずリバウンドをするからなのだよ、ちみ!!!

私は美味しいものを止めず、さしたる運動もせずに痩せるということを、この体でもって実証するために日夜戦っています。夜中のラーメン、止めません。美味しいビール、止めません。コロッケとんかつ止めません。このセオリーを決して崩さず、私は痩せるのです。

ところで、体重は全然減りません。
痩せるために、武井壮似の整体に通っていますが、あまり結果は出ていません。
そのせいか、武井壮似の先生からLINEで「おぬきさん、リストアンドアンクルウエイトがお勧めです」とメッセージが来ました。彼も焦っているのでしょう。でも、

アンクルウエイト、いたしません!

実は、こっそりと毎日計測しているウエストがゆっくりと細くなっていっています。これは独自な計測ですが、結果が出ています。しかし、それを言ったら、とあるピアニストから「それは不正が行われているのでは」という指摘がありました。

ウエスト測定の不正、いたしません!

声が小さい!というご指摘、アウアウアー。← 耳をふさいで声を出す

私が朝晩欠かさずやっていることがあります。
それは、柔軟です。前屈をすれば「もう、ふざけないで」と言われていたくらい体の硬かった私ですが、最近では開脚前屈でおでこが床につくくらいまで柔らかくなりました。そして、これができるようになってから、めきめきと贅肉が落ちているような気がします。

更に、私は武井壮似の先生のお勧めで、薬用養命酒も飲むようになりました。そして、EPAとDHAのサプリメントも飲んでいます。これにより、更に私のスマート化が拍車がかったような気がします。

そうそう、最近はそれに加えて『スマート菌』というサプリメントも飲むようになりました。

私のスマート計画は順調です。
ゆっくり、ゆっくりと私は収縮していくのです。闇の組織の目をごまかすために。

もしも、どこかで私を見かけたとき、本当に痩せたと感じたら「痩せたね!」と声をかけてください。その言葉だけで、私、ご飯3杯食べられます!

2016年10月31日月曜日

結果 あまり書けてない…

ほんと、細々とブログを書くとか言ってて、すみませんでした。全然細々じゃありませんでした。むしろ、音沙汰なしに近かったです。すみません。

しかも、10月の更新はスキップしてしまいました。
気合いを入れて、11月、12月のスケジュールを提出いたしましたので、間もなく更新されると思います。

早いもので、もう秋深い季節となってしまいました。
すぐに師走がやってきます。それが駆け足で過ぎれば2017年の幕開けです。

既に来年に向けて私の周囲は忙しく動いています。
皆さんにもきっと楽しんでいただけるものばかりです。時期が来たら発表しますので、楽しみにしていてくださいね!

ところで、ダイエットの続きはどうなったのだ?とご心配していただいている皆さま。

ご安心ください。
ダイエットは続いています。

しかも、最近は「痩せた」という感想をいただくことも少なくありません。
本当に痩せたのかどうか…「小さくなった」というお言葉もいただきます。

ところが、こうなると私を丸にしようとする闇の勢力が猛烈な勢いで反発をしてきます。抵抗勢力は「痩せなくていい」「痩せると老ける」「今のままがいい」様々な言葉で私を誘惑します。しかし、私は負けません!

夜中のラーメン、止めません。
炭水化物、止めません。
揚げ物脂身、止めません。

このスタイルを貫きつつ、痩せていきたいと思います。

炭水化物ダイエット、最近ではグルテンダイエットといろいろありますが、私は抜くことで痩せずに、摂取することで痩せるのです。

偉そうなことを言っていますが、最近、痩せるために養命酒も始めました。

老人みたいと後ろ指をさされたって、私は痩せるためならやり遂げます!
でもね。養命酒、甘いです。こんな甘い味で痩せるとか、にわかには信じられません。

しかし、最近知り合った 武井壮似の整体の先生にそう教わったのです。
だから、もう少し頑張ってみます。ボトル一本は頑張ってみます。

11月は怒涛のようにレッスンの日々が続きます。
12月は素敵なライブやコンサートがたくさんあります。

ぜひぜひ、会場へ足をお運びください☆

2016年5月13日金曜日

Facebookにも投稿しましたが

    先日は午前中に、まじめな席でまじめな会合があって、まじめな話をまじめに聞いて、まじめに意見を交換したの。

    もうすっかり私の中でまじめがインフレ状態よ。まじめの価値が下がるってやつね。

    ところで私はここ10年の間、ずっとダイエットをしてきているわ。こんなに食べ物の写真ばっかり投稿してるけど、まさかのダイエット中なのよ。

    私の持論だけど、ダイエットは美味しいものを我慢するという苦行じゃないわ。美味しいものを食べてもいかにカロリーオーバーにならないかが鍵なのよ。


    …私が言ってもまったく説得力がないわね。


    今日のそのまじめな会合で、私の正面に座った方が私達にまじめな話をわかりやすく説明するために、アンチエイジング協会という組織の活動を例に挙げている時だったわ。

    そう言えば、私の趣味はアンチエイジングだって知ってた?

    まぁいいわ。話を続けるわ。

    それで、その方はアンチエイジング協会の話を私達にしてくれてたのよ。彼は、激しく頷く私に視線をやったわ。そして話を続けたの。

    その方 「そういう活動をアンチダイエット協会では行っていて、アンチダイエットのそ…」

    おぬき「アンチエイジングです(´・ω・`)」

    思わず突っ込んだわ。

    ぽっちゃりな私に視線がいくだけでエイジングがダイエットにすり替わるって。
    ぽっちゃりだからって、いつも食べ物の話ばかりをするからって、アンチダイエットなわけじゃないの!いつも私はオンザダイエットなのよ!!

    というわけで、写真はアンチダイエットなものを。上質な豚の脂は、脳内を快楽ホルモンで満たすそうです(・∀・)ヤッター!!


2016年4月27日水曜日

音楽の話からの~?

ブログを更新しないまま一か月が過ぎようとしています。
ダメ。ダメです。今年はブログを放置しないことを自分に課したのです。

では、今日は先日の自分のリーダーライブのお話をしましょう。

歌っていて、とても不思議なことはたくさんあります。代表的なものは「時間の感覚」です。1曲が長く感じたり短く感じたり。

先日のライブでは、ある曲が一年に感じ、ある曲は瞬く間に終わってしまったような感覚に襲われました。また、ひとつのステージの時間感覚がどこかへ遠ざかってしまったのか、ずいぶん長いステージをやってしまったり。でも、私の感覚はあっという間の出来事だったのです。

これはドラマを見ているのと同じような感覚だと思うのです。

ドラマではった60分間の中で一週間という時が流れたり、「そして一年後…」みたいにあっという間に一年が過ぎてしまっていたり。たかだか60分間に別の時の流れが生じているのです。歌うということはそれと似ていて、その長さが伸び縮みして感じるのには、その歌が一瞬の気持ちを歌ったものなのか、それとも季節や時間の流れと共に気持ちが変わった歌なのかに寄るような気がするのです。

例えば、Lover, come back to me!という曲は一曲の中で恋に焦がれ、恋人と時を過ごし、そして恋人が去るという物語の流れがあります。それをたったの3~4分のメロディで表現するのですが、なんとまぁ長く感じるというか、短く感じるというか…。ちょっと歌った直後でないと覚えていないのですけど…。なんか違のです!

そして、もうひとつ。

歌っていると(演奏している人も同じ感覚があると思います)ある”ゾーン”に入ってしまうことがあります。そうなると完全に時間は関係なくなります。それは最高に気持ちがよく、それでいて自分が自分でないような、拡大されたような、何かコネクトしたようなしっくりさというか、なんとも形容のしがたい感覚になることがあるのです。

それはとても集中しているときに起こることで、毎回起こることではありません。ただ言えることは、先日のメンバー(私を含めて3人のユニット)だとそれが起こりやすくなります。

きっとなんとなくいろんなバランスがいいのだと思います。その時、言葉にならない会話がそこにはあり、言葉にならない気持ちが自分から観客の皆さんに流れ、それを受ける聴き手の皆さんに何かが届くという素敵な化学反応が起こっているのです。

ところで、話は全く変わってしまうのですが。

先週まで頑張っていたジリアン・マイケルズに今週、手が出ていません。
その代わり、60分以上のウォーキングをやっております。

でも痩せません。
カロリー計算のアプリも手に入れ、毎日の食事のカロリー計算もしています。カロリーオーバーはたまにしかしていないにも関わらず、痩せません。どういうこと?

GWにはなんとか時間を見つけてジリアン・マイケルズと有酸素運動を頑張ってみたいと思います。

さて、今夜のお仕事に行ってまいります☆

2016年3月28日月曜日

ジリアン・マイケルズ続けてから20日間

こんにちは。

ジリアン・マイケルズで頑張って運動していますが、全然痩せません。なぜですか?食べすぎですか?言うほど食べてませんよ。これ以上食べる量を減らしたら、私はガンジーくらい痩せてしまうと思います。

私は世の中の糖質ダイエットには懐疑的なのです。
いや、糖質を食べなければ必然的に人は痩せると思います。でも、筋肉も減るのです。その結果が私です。私の贅肉は触るととても柔らかく、ぷよぷよしているのでずっと触っていたくなる肉質なのです。これは、私がかつて長いこと糖質ダイエットをやってきたツケだと思っています。

糖質ダイエットは簡単に痩せます。でも、筋肉も落ちていきます。これを繰り返した私は、すっかり筋肉が落ちてしまい、基礎代謝が落ちてしまったのです。それで、どんなにカロリーの少ない食事にしたとしても量を減らしても、ぜんぜん痩せなくなってしまったのです。

はー、恐ろしい。

それで、私は筋肉を再び取り戻そうと、ジムに通いました。
そしたら、ジムは入会して一年も経たないうちにM&Aにより閉館。
ジリアン・マイケルズに至る。

みたいな。

私はもともと質のいい筋肉が付きやすいそうで、頑張れば基礎代謝は今よりもっと上がりそうです。私の理想は、ご飯を山盛り食べても太らない体です。もちろん、運動は続けます。

今、私は納豆ご飯に凝っています。
納豆ダイエットってけっこう有名みたいです。

私は白いご飯が大好き。なんとなくですが、動物性脂肪と白いご飯を食べるとすごく太るというかむくむというか、良くない感じがするので、白いご飯を食べるときは植物性のたんぱく質と一緒に摂るようにしています。お味噌汁には岩のりをたっぷり入れます。

痩せません。
でも、太りません。

なるべく早い時間に炭水化物を摂り、夕飯には赤肉を摂るというのが私の理想なのですが、なかなか夜は理想通りいきません。外食が多い毎日なのと、仕事の時間が不規則だからです。

まぁあと私は食べる量が多いのかもしれません。
でも、誰かと一緒に外食をしていると、私と同じかもしくくはそれ以上食べているので、わかりません。彼女たちは満腹な上にデザートを食べるのです。すごいです。そして翌日には平気な顔して朝食を食べるんです。

ねぇ、普通の人たちってどれくらいの量を食べているのですか。
もしかして、私と同じ量くらいですか。それとも小鳥の食事くらいですか。

とりあえず、納豆ご飯も赤肉も、完璧にはこなせていませんが、続けたいと思います。

結果は今年の夏の健康診断でわかることでしょう!!

ああ、なんてつまらないことを書いているの私。
でもいいの。続けることが大切なんだから。

今、私の頭の中は食べ物とダイエットのことでいっぱいなのよ。

恋の季節だというのにね!

2016年3月9日水曜日

ジリアン・マイケルズを始めました

今日から痩せるDVDを始めました。

過去、Wiiを使って痩せようともしました。しかし、Wiiを立ち上げるといちいち体重を測定しろだの、お久しぶりですね、とか声かけられたりして鬱陶しくてついに大切なWiiも置物となりました。

スポーツウェアを着て、ヨガ用マットを敷いて、バレエシューズを履いて、万全の準備で臨んだ自宅フィットネス。もうね、万全すぎて自分が怖いくらいよ。


始めて数分。久しぶりの運動だったせいか、汗はダラダラ、視界はクラクラ。傍から見ている人がいたら、後ろ指をさしていたことでしょう。途中、酸素が足りなくなったのでしょうか。異様にあくびが出てきてやばかったです。

今回は、ジリアンを信頼し、できる限りついていこうと思っています。今年の夏にはビキニを着るんです!毎年この野望は打ち立てています。そして、もっと大きな体の外国の体のシルエットを見て、まだ大丈夫、と自分に言い聞かせているんですが、今年は私、自分に言い訳しません!

昨日のライブでも、曲の合間に何度も”痩せる宣言”をして自分を追い詰めました。

「見ていてください!次回皆さんにお会いするときは、ガリガリになっているかもっと大きな体になっているかのどちらかです。決して期待は裏切りません!」

こう言い放った私は、痩せるか引きこもりかのどちらかしか選択はなくなりました。いえ、もっと太るという逃げ道も用意していますが、それは最後の決断です。

ああ、せっかくブログを再開したというのに、この調子でいくとこのブログは単なる私のダイエット日記になってしまいます。

でも、だんだん引き締まった話とか、Facebookでするのもアレなんで、こちらで細々と綴っていこうかと思います。

このブログを読んでいる人は相当マニアな方だけでしょうし(笑)

なんの盛り上がりもないブログになってしまいました。

いやー、まじ、ジリアンにやられて体、だるいっす。

2016年3月5日土曜日

ブログ、これからぼちぼち続けます

お久しぶりです。パソコン環境を一新したのでブログもサクサクと更新できるようになりました!久しぶりすぎて、ブログのエッディット画面が前よりも進化しているような気がして時の流れの長さを感じます。

この投稿のひとつ前『さよなら2012年、こんにちは2013年。』というタイトルの投稿を読むと、私はこの頃も(それ以前も)ダイエットをしていたのですね。そして、ええ、レッグマジックサークルは購入しましたとも。さらに言えば、購入 → 放置 の流れまで経過しています。もちろん、今でもOn the dietです。

当時、私はウクレレで弾き語りすることに憧れていました。これは、音楽療法の際にポータブルな楽器が使えた方がいい、という思いがあったからなのですが、あれから3年。今ではピアノの弾き語りのお仕事をしています。そして、音楽療法ではアカペラとボディパーカッションでセッションをしています。ふふ、やりたいことが少しねじれました。でも、これはこれでハッピーです。

当時は母の逝去の経験から、ホスピス向けの音楽療法に興味が向いていたのです。

でも結局、私はホスピスとは違うところに縁があるようです。
今、私が音楽療法を行っている現場は、私にとって音楽の原点を思い知らされる大切な場所となっています。クライアントの皆さんはいつも同じというわけではないので、尚更です。

こうして音楽を続けていられることが幸せです。
いつも音楽の中に身を置いていられるなんて、私にとってはこの上ない幸せです。

幸せついでに言うと、美味しい食事ができるのもこの上ない幸せです。

でも痩せたい。痩せたい。ずっと前から痩せたい。。。

この3年間、ずっと変わらなかったものは、食べたいという強い欲求と痩せたいという中途半端な希望です。いろんなダイエットを試しました。しかし、結局、運動をしなくちゃいけないんだ!という原点に立ち返り、スポーツジムにも通いました。それはそれでけっこう飽きることなく通えていていい成果を生んでいたのですが、信じられないことにそのスポーツジムが2月末で閉館となったのです。

なんという運命のいたずら…。

そして、今、私は白湯と納豆のダイエットに凝り始めました。

納豆の方は既にフェイドアウトの予感がします。

今日あたり、痩せるDVDとかポチリしてしまいそうです。

久しぶりのブログであまりにもとりとめもないことを書いてしまいましたが、今後はもう少し私自身に踏み込んだ内容のものなども書いていければと思っております。

今後ともよろしくお願いいたします。

2012年12月25日火曜日

さよなら2012年、こんにちは2013年。

皆さん、こんなことってありますか。

最後に書かれたブログが今年の始まり。
そして、今年最後になるであろうブログが今年の終わりになろうとは。

最後のブログ内容に絡めて言えば、私は未だダイエットは続行中。しかし、不愉快なことを言い始めるWii君とは少し疎遠になっています。代わりに、今は大昔に買ったステップとダンベルが大活躍です。でも、1分くらいしかステップを踏まないので、なんの役にも立っていません。

そろそろ、レッグマジックサークルをポチッとしてしまいそうです。

ダイエットに始まった2012年は、今に至るまでにいろんなことがありました。ひとつひとつ挙げててみても、全てが意味のある、私の人生にとって影響のあるものばかりです。その中の一つ。

私、ウクレレ、始めました。

ピアノはピアノさえあればなんとでもなる楽器なのですが、持ち運びはたいへん難儀します。ウクレレはその点、ポータブルな楽器として音楽療法で重宝しそうです。私の生徒さんの薦めもあって、ウクレレの先生に自宅に来てもらってレッスンを受けています。

目標は一曲くらいは弾き語りができること。
だってライブ中、「では、わたくしから一曲、弾き語りを皆さんに聞いていただきます」と宣言し、ピアノを演奏するのだろうと思わせておいて、おもむろにウクレレが出てきたら、皆さん、すごく楽しいんじゃないかな、と思って。

ところが、この目標はうっすらとではありますが、3回目のレッスンであっさりとクリアされることとなります。

私 「先生、私、Moon Riverあたり、弾き語ってみたいです」

先生 「いいですね。やってみましょう」(先生はものすごく優しい)

キーはG。ピアノで演奏するなら簡単なコードばかりだ。しかし。
私の爪は、鬼太郎のお友達、猫娘ばりの爪の長さ。コードを抑えようにも弦が爪で滑ってまったく押さえることができない。以前、先生には(もちろん)「その爪ではちょっと…」と言われたのだが、私はその言葉にかぶせるようにして「なんとかします」と言い放ち、その場を収めた。

次のレッスンまでに、私は爪を短くはせず、爪の先をラウンドからスクエアに変えた。つまり、まんまるから平らな爪先にネイルを仕上げたのだ。

先生 「そういうアプローチをする生徒さんは今までいなかったです」

あはははー!!じゃあ、私がこれでうまくいったら、爪の長い生徒さんに爪先を四角く仕上げればいいって言えばいいですよ!

Moon Riverはギターやウクレレのような弦の響きに良く合う曲だと思う。あの三拍子の素敵な曲を、弦をつま弾きながら歌ってみたい!

先生 「まず、G6を押さえましょう。この弦とこの弦…と…」

爪先をスクエアにしたことで、器用に私の長い爪が弦を捉えることに成功。しかし、問題は山積みだ。

先生 「E7を押さえましょう。この弦とこの弦…あ、指は薬指、中指…あ、おぬきさん、違います。その指はこっちに…あ…!」

悲しいかな。爪は幅がないので爪と弦が並行になってしまうとまったく弦を押さえることができない。当然か。気がつけば、私の手首が不思議な角度でネックを押さえている。まずい。これでは「いいかげんに爪を切ったらいいのでは」と指摘されてしまう。ダメ。そんな簡単なこと、私はしないの。自分へのハードルを上げてこその挑戦なのよ!

私はおもむろにピアノへ向かい。E7を押さえる。

私「つまり先生、ソの♯とミの音が響いていればいいのではないですか。E7っぽい成分さえあればE7の音になるのでは」

やってみる私。(ポロン…)

私 「イケる!!!」

先生 「おぬきさん、それだと一弦しか押さえないことなりまs…」

私 「イケるイケるーーー!!!」

先生 「…そうですね、イケますね…」(先生はとっても優しい)

こんな調子で爪のせいで押さえられないコードはどんどん簡略化し、主要成分だけを押さえていくと、あら不思議、簡単にMoon Riverが演奏出来ちゃった!!

私 「出来た!!!」

先生 「斬新なアイディアで、目から鱗が落ちました。おぬきさん、初心者向けに教則本が書けますよ(笑)」

どこまでも優しい先生だ。

調子に乗った私は、先生の前で、つっかえつっかえではあるものの、超簡略化コードのMoon Riverを弾き語りした。聞き終わった先生は、うつろな目で

先生 「ものすごーく裏寂しいMoon Riverの完成ですね…」

と呟いた。

確かに、国破れて山河あり、城春にして草青みたり…といった寂しさがある…。

2013年には、どこかでこの聞けば胸がツーンと痛くなるような切なさ満載のMoon Riverをどこかでお聞かせできるかもしれません。

その時は、ぜひ温かい目で見てあげて下さい。

来年も、人の優しさに支えられての日々が続きそうです。




2012年1月13日金曜日

2012年、ダイエット方法もリニューアル。

皆さん、2012年が明けました。おめでとうございました。

私は年中漫然とダイエットをしている。新橋のムサシヤで山盛りパスタを食べようが、駒場の千里眼で山盛りラーメンを食べようが、動けなくなるまで白飯をかっこもうが、私はいつでもダイエット中なのだ。

一日中食べ物のことばかり考えている私にとって、食べる量を減らしたり、味気ない食事を続けたりするのは命を削るに等しい。食べたい時に食べたいものを食べたいだけ食べるのは生きてこそ。私は体の欲求に対して忠実に食べ物を食べるようにしている。そして、たくさん食べた後は最低12時間は食事をしない。これが太らないコツなのだ。

でもね、年末に忘年会とか忘年会とか忘年会があって、いっぱい食べてしまったの。それなのに私ったら、聖なるクリスマスのせいなのか、ものすごく悪い人になって悪いことをしてやろうなんて思いついちゃって、ならばものすごく体に悪いものを食べてやろうと、背脂の浮くラーメンや脂ぎった肉の塊なんかを日々食べ続けた結果、少し、ふくよかになりました…。

そこで、一念発起!
2012年、私は痩せます宣言発令。
運動をします!そして太りにくい体を作り、今年も食べまくります!!

ネットでWiiのFit in Sixをポチッ。一年以上放置していたWiiをテレビに再接続。Wii Fitが私に話しかけてくる。

「nonサン、オ久シブリデスネ…。マズハ体重ヲ測リマショウ!」

…いやです。

ああ、いきなり挫折の私。私、自分の体重なんて知りたくない!!
こんなイヤな質問してくるポンコツ、もう一年くらい放置してやろうか。

ここで私の脳裏には今まで購入しては放置されていくダイエット器具の皆さん達が走馬灯のようにぐるぐる回り始めた。アブフレックスから始まり、アブスライダー、テンテン、ロデオボーイ、あと、スキーの板みたいなのをブルブル振るやつ…。皆さん、こんにちは、そして、ごきげんよう。

ダメだダメだ。今度こそ、ちゃんとやるんだ。

私はぶるぶると首を振り、Wii Fitの上に体を預けた。

以下、省略。

新しく届いたソフト、Wii Fit in Sixは12種類のジャンルと110種類のトレーニングが用意されている自宅用お手軽ソフト。面白いので手当たり次第に運動してみた。時間にしてみるとたぶん2時間弱はやっていたと思う。

翌日、目覚めた私は体の異変に気がついた。
体が鉛のように重い。そして痛い。

激しい筋肉痛で半ばロボットのような動きで部屋を徘徊。これは、まさに初めて富士山に登った翌日のような筋肉痛だ。あれはひどかった。イスに座っていると、じわじわと音を立てるように乳酸が筋肉の中で湧いてくるのだ。自宅でお気軽トレーニングをしたはずなのだが、なぜこんな筋肉痛に…?

己の運動不足を呪いながら、私はその日のライブに向かったのだった。

もちろん、その日のパフォーマンスがどこかぎこちない動きだったことは否めない。

今年もどうぞよろしくお願い致します。





2011年12月5日月曜日

洒落た紳士の言い逃れ

仲良しのライブハウスのママが、たいへん妄想上手で羨ましい。

ある日、いつもより幸せそうな彼女にその理由を尋ねると、素敵な男性が自分のためにコーヒーを入れてくれていることを妄想したら、とっても幸せになれた、おぬきさんも妄想を始めたいい、と言われた。

私は妄想を始めるとどうしてもネガティブな妄想になってしまうのだ。私の山仲間の先輩もそうだった。ある日の登山帰り、ふもとの駐車場からバスが出発するとき、隣に座る先輩がいきなりブルブルと激しく首を振った。どうしたんですか?と尋ねると

「さっき、駐車場の仮設トイレに入ったんだよ。山のトイレは汚いのが当たり前だろ?それを考えてたら、妄想が進んで、便器の中から***がヒルみたいにバババーッと俺に襲いかかる…と想像してしまったんだよ。いやー、震えるよなー」

そりゃあ、震えますね、と同意をしたのだが、私も同じく、妄想がネガティブになりがちだ。

私の恐怖の妄想は、ライブのステージ上で**が***して、*****することなのだが、ネガティブレベル9くらいの強烈なものなので、ここには記さないでおく。

先日、ネガティブレベル1の妄想が現実となった。
それは、男性しかいない会場でドレスのファスナーが上がらなくなるという妄想だ。

まさかの瞬間だった。

いつもなら上がるはずのファスナーが上がらない。
息を吐いて、お腹を引っ込めて、再度チャレンジしても全然無理。

このお店は初老の紳士達が手抜きなしのホスピタリティで客をもてなしてくれる元赤坂の名店。辺鄙な場所でもへっちゃら、いつも満席のフレンチレストランだ。

ここのスタッフは、全員男性なのである。
そして、本日の共演者は男性ピアニスト。

困った…。

誰に助けを乞うか。
このうら若き乙女の玉のような肌を見せつけて、何も感じない男性はいないだろう。きっといないさ。いないはずに違いない。よしんば何も感じなかったにせよ、何か心に残るものはあるだろう…?いや、そういうことではない。今はこのピンチを乗り切らなくてはならない。ネガティブ妄想レベル1が現実になったのだ。さぁ、どうする!?自分!?

私はドレスのファスナーを中途半端に上げたままそっとホールを覗いた。

今日も満席の当店では皆さんとっても忙しそうだ。

そこにお店のマスターがやってきた。彼はこのお店のオーナーであり、年長者であり、筋がね入りの紳士である。

「マスター!ちょ、ちょっとお願いしたいことが…」

私は手招きをしてマスターを女性の個室へ呼んだ。
マスターは不思議そうに「何か不都合でも?」という表情だ。

私は思い切ってマスターに背中を向けて「ファ、ファスナーを上げて下さい!」とお願した。するとマスターはガッテンいったという顔をしながら

「俺はファスナーは上げるんじゃなくて下げるのが得意なんだよー」

と言って頑張ってくれたのだが、やはり無理。ピアニストを呼んでこようと、個室にピアニストが呼ばれた。彼は私のこの手の現場は2度目。前回の神の手によって救われた私のファスナー事件のときも現場にいた人なのだ。

「のり~!お前またかー!!」

と罵られ、彼もファスナーにチャンレンジ、しかし、その直後。

「指が痛い。俺、ピアニストだからダメ。お前はこのまま出ろ」

ガーン…。はい…、このまま出ます。皆さんには上手に背中を隠すことにします。いいえ、太ったんじゃないんです。お昼についうっかり食べすぎちゃったんです。我慢できなくてついかき揚げ天ぷらを3つも…。

「何やってんだよー…」

とピアニストもあきれ顔。すみません…。
でもでも!1ステージ終わったらファスナーは絶対上がるから!!1ステージ終わるごとにどんどん痩せるから見てて!!

と言い逃れをし。本番前、トイレに用を足しに行くたびに「痩せてきます」と宣言し、ステージが始まる前にも「痩せますから」を連発し、1stステージは終了。ファスナーはといえば、自力で余裕で上げられるほどいとも簡単に上がりました。1ステージでかき揚げ3つよ、さようなら。なんて燃費が悪いんでしょう。

その後、休憩のたびにマスターから「男はファスナーを上げるんじゃない。下げる方が専門なんだ」と教え込まれ、その日の名店の夜は更けていったのでありました。

おしまい。


2011年9月21日水曜日

小さめのドレス

悲しいことがありました。
いや、楽しいことがありました。
いや、人の優しさを知りました。

これは自慢ではありません。
断じて違うんです。
信じて下さい。

私、胸が大きくなりました。

幾種類も飲んでいるサプリメントのせいなのか、毎日欠かさずに行っているリンパマッサージのせいなのか、それとも果てしなく続く私の不埒な妄想のせいなのかはわかりません。

あ、太ったのではありません。
自信はないですけど、太ったのではありません。
とんかつ定食ご飯大盛りもちろんおかわり、とか普通にやってますけど、たぶん太ってないと思います。

先日の六本木のSTB139でのライブの時のこと。

リハーサルを終え、メンバーと一緒に楽屋で寛いでいました。

本番1時間前でしたが、出演者たちはぼちぼちと衣装に着替え始めていました。どれ、私もドレスに着替えようかな。なんと、今日は奮発してツーポーズ!最初は華やかにオレンジ色でいこうかな。

気楽にオレンジ色のドレスを手に取り、私は個室へ入り込んだ。

このドレス、久しぶりなんだよなー。
でも、最近痩せたからスッスッスーッと着れちゃうもんね。

などと思いつつ、ファスナーを上げる。…フ!!…あれ?…フ!!…あれ?…ホッ!!

フゴーーーーッ!!!

変な声を出しながら、私はファスナーという小賢しくも困難な敵に挑んでいた。
空調の風のない個室で私は俄かに汗だくになり始めた。

いけない。このままでは生地が張り付いて余計に着づらくなる。

私は個室を出て、みんなの待つ楽屋へ戻った。

STBの楽屋は何部屋もあって、だいたい女性演奏者と歌手の楽屋は毎回同じ。今回はクラリネットに女性のエキストラが入ったので、彼女も合わせて4人の女性が同じ楽屋を共有していた。

すみませーん、ファスナー上げてくださいーーー!!!

私が行くと、よし来たガッテン!と言わんばかりにフルートのTちゃんがファスナーに挑みかかる。私も必死に肺の空気を抜きつつ、ファスナーを上げようと頑張る。

しかし、スパンコールやビーズでなかなかつかみどころのない衣装。こっちを伸ばせばあっちが立たずでなかなかファスナーは上がらない。

Tちゃん「もう一人の手助けがいる!お願いします!」

Tちゃんがクラリネットの女の子に声をかける。「はい!」と彼女は元気よく返事をし、一緒にファスナー戦に参加。わいわいやっていると、隣の楽屋からドラムのMさんが勢い良く駆け寄ってきて、

Mさん「何なに何なに!?俺やる!俺やる!俺にやらせて!!」

となぜか喜んで参戦。しかし、この難しい戦いに参加したことにすぐさま後悔の声を出す。

Mさん「痛い…。指が…痛い…何これ…上がらない」

Tちゃん「待って、私がここを押さえるから」

クラ「…。」(必死)

全員「せーの!!」

私「…ハフ!!」

みんなで一丸となって戦っていると言うのに、一向に歯の立たない戦い。そのうち、指揮者のHさんが世にも珍しい光景と言わんばかりにカメラのシャッターを切り始めた。小さな楽屋はてんやわんやの大騒ぎだ。

くそぅ、もう諦めてもう一つのほうのドレスにするー!!

Tちゃん「いや…これは絶対に上がる!待って、もう少し…」

私「…クァッ!!」

やはり、歯が立たないのだ。
もうダメだ。みんなの心が折れかけた時。

隣の楽屋からメンバー一番の巨体 - "デラックス"という異名を持つ男 - ベースのDちゃんがさっそうと入って来るなり、私の胴体を両手でグッと押さえこんだ。

私「ぐは!」

その時、全員がファスナーに手を伸ばした。

「今だ!」

みんなの心が一つになり、なんと、ファスナーはいとも簡単に上へ上がってくれたのだった。

Dさん「な!?」

と、全員にどや顔を見せ、片手に煙草の箱を握りしめながら、入ってきた時と同じようにさっそうと部屋を出て行った。

大きな大きなDちゃんの背中を見て、ああ…あの人も一人で洋服を着る苦労を重ねてきたんだな、としみじみ思う。みんな、ありがとう。おかげさまで、素敵なドレスを"装着"することができました。

Tちゃん「おぬきさん…入りましたけど…ブレス、出来ますか…?」

私「…します。超人ハルクみたいにドレスが引き千切れても。」

と覚悟の顔の私。

本番直前、ステージに上がっていく共演者の人たちが口々に「Dスケにアバラ押さえられたんだって?」「Dスケがアバラ押さえたんだって?」と声をかけながら私を通り過ぎて行った。

くそぅ、絶対痩せてやるーーー!!!ガリガリ宣言、再び発令なのだ!!!

あ、太ったんじゃないんですよ。胸が大きくなったんです。
あ、自慢じゃないですよ?本当です。本当に胸がお…以下自粛。

がんがります。

2011年9月6日火曜日

恥ずかしさの切り抜け方。

人前で小さな失敗をしてしまった時、誰もが少しは恥ずかしいと感じるのだろう。

夏祭りで屋台の焼きそばを食べて、思いっきり笑顔で彼を見上げたとき「歯に青海苔がついているよ」と指摘された時の恥ずかしさ。あるいは、左右違う靴下を履いて外出してしまった時。あるいは大事なお客様を「お父さん」と呼んでしまったこと。あるいは、強風にあおられ部分カツラが少し浮いてしまったこと。よく、お年寄りがスラックスのチャックを開けっぱなしにしているが、本人はどうでもいいのかもしれないが、それは私が恥ずかしい。

挙げればキリがない。

ずいぶん前の話だ。

私は上司と一緒にビルの廊下を歩いていた。
会議室付近ということもあって、とても静かな廊下だった。

何かの理由で私が上司の前に出た時だった。

プッ!

引き締めていたにも関わらず、私のお尻から出てしまったガス。

引き留めようと思っていたガスがついにもう外へ出ようと決心をし、私を裏切ろうとする瞬間、私はガスが排出する音と共に、前へ少しジャンプした。



上司   「お前、今、おならで飛んだな」



上司が小さくつぶやいた。

私     「やってみればできるものですね」

私は不敵な笑いで上司を振り返った。

それ以来、私はこの手の失敗をジャンプすることで切り抜けている。
ものすごくセンスのある切り抜け方だと自負しているが、上司のようにこの洒落がわかる人はそれほど多くない。

っていうか、人の前でおならは良くない。

おわり。